名入れをしたいけど、なにを印刷すればいいのか?というお問合せをよく頂きます。
流れとしては「商品を決める」→「原稿を入稿する」→「校正をする」→「納品」というような流れになりますが、原稿ってなに?校正ってなに?と初めて名入れをする場合は、わからないことが多いと思いますので、今回は名入れについて色々書いてみようと思います。
名入れってなにを印刷すればいいの? -企業・自治会編-
今回は、企業・自治会などの名入れに関して、書いてみたいと思います。
どんな機会に名入れをするのかを考えて、それぞれを掘り下げてみましょう。
粗品
粗品は、基本に低単価であまりコストはかけないお礼の品というイメージ。
街頭で配布しているバラマキ粗品・飲食店や店舗でお渡しする粗品をこちらでは粗品と表現させてただきます。
低単価でも名入れが出来る粗品はもちろんあります。
どんな商品に名入れが出来る?
ポケットティッシュ
こちらは粗品の定番と言ってもいいアイテムですね。
駅前や商店街などではだいたい配っている人がいるようなアイテム。
イメージを見てもらうとわかりますが、ポケットティッシュは台紙1面をオリジナル印刷も可能なので、チラシを渡すよりポケットティッシュにチラシを入れて渡す方が受け取ってもらえるようになります。
店名、企業名、サービス名、サービス内容、料金、電話番号、URL、営業時間、地図などお好みの内容で台紙は作れます。
クーポン券を台紙に印刷して持参してもらうようにすると、効果測定をすることも出来るのでオススメです。
あぶらとり紙・絆創膏・綿棒
ポケットティッシュとは異なり、ワンポイントでの名入れが基本となる、あぶらとり紙・絆創膏・綿棒。
(ロットが多くなればオリジナル台紙も可能ですのでお問合せください)
スペースが大きくないので、店名(企業名)、電話番号、URLなどの最低限の情報が多いですが、入れる内容は自由ですのでご希望の内容で対応可能です。
ポケットティッシュと同様クーポン券を付けるのがこちらでのオススメです。
どんな名入れが出来る?
上の商品例では、ポケットティッシュとあぶらとり紙などについて書きましたが、商品によって名入れのスペースが異なりますので、そのスペースに合わせた情報を入れるようになります。
粗品は宣伝として渡すことが多いと思いますので、極力入れられる情報は多く入れるべきと考えてます。
あぶらとり紙などスペースが限られる商品の場合は、最低限として「店名(企業名)」「電話番号」「住所」は入れるべきと考えます。
最近では携帯・スマホの普及もあるので、QPコードを入れておくとその先で多くの情報を配信できるのでオススメとなっております。
ノベルティ・販促品
ノベルティ・販促品はビジネス展示会や営業・取引先回りなどのビジネスシーンで、お渡することが多いと考えています。
どんな商品に名入れが出来る?
「ビジネス展示会 ノベルティ」で画像検索するとこのような結果が出てきます。
ボールペン、ふせん、傘、USBメモリ、マグボトル、カフェタンブラー、マグカップなどが主だったところかなと思います。(詳しくは画像をクリックして検索結果をご覧ください)
その他にモバイルバッテリー、マウスパッド、夏場だとうちわ、資料などを入れるためのバッグなどもご利用いただいております。
どんな名入れが出来る?
商品によって様々な印刷手法が可能で、シルク印刷・パッド印刷・インクジェット印刷・レーザー刻印・カラー転写などがあります。
商品の形状や材質によって、対応出来る印刷手法が異なりますので。商品お決まりの際にご相談ください。
本題ですが、ビジネスシーンでお渡しする場合はどんな名入れをすることが多いでしょうか?
- 企業名・企業ロゴ・商品名・商品ロゴ
例はボールペンですが、名入れ範囲に制限がある場合はこのように社名やサービス名を入れるのがよいと思います。 - キャラクターがある場合はキャラクター企業または製品にキャラクターがある場合は、このようにキャラクターを印刷することで、もらってもらえるノベルティになったりすることがあります。
- 企業名・住所・電話番号・URL・メールアドレス卓上カレンダー・メモ帳などは、常に机の上に置きますので電話番号やURL・メールアドレスなどの連絡先を入れておくと効果的です。
記念品
周年記念品、成約記念品、来場記念品など、ビジネスシーンでも記念品を渡す機会があるかと思います。
記念品なので、名入れがメインではなく商品の引き立て役となる程度のものがちょうどよいかもしれません。
周年記念品
周年記念品は、企業内での配布・取引先への配布が主となる記念品となります。〇周年という表記を目立つように記念品を作られることが多いようです。
クリスタルの置物・時計やペーパーウエイトなどにレーザー刻印するなどもオススメです。
シルク印刷やパッド印刷のインクを乗せるタイプの名入れよりも、クリスタルやステンレスなどの金属にレーザー刻印の方が高級感・記念品感があって見栄えがします。
成約記念品
成約記念品は、以前コラムで書きましたが車や住宅関連で特にお渡しする記念品。
今回はわかりやすいよう「記念品 ベンツ」で見てみましょう。
成約記念品などは、名入れを大きくするよりはそのブランド・車種などのロゴをさりげなく入れるだけで、存在感が出ます。それだけその商品自体の価値もあがります。
ワインオープナー、パスポートケース、時計、エンブレム、バッグ、ロックグラスなど、どれも名入れ自体は大きいわけではないですが、誰でも知っているエンブレムマークなので、存在感十分です。
名入れはなんでも入れればいいものではない
情報
企業名、商品名、電話番号など、入れたい情報はたくさんあると思いますが、用途に応じて入れる内容は考えないといけません。
例えば、マグカップをノベルティとしてもらったときに、マグカップに電話番号・住所・URL・メールアドレスが印刷されていたら、使いにくくないですか?
私はちょっと使わないでそのままにしてしまうかもしれません。
でも、ワンポイントでロゴやキャラクターが印刷されているマグカップであれば、気にせずに使えると思います。
印刷面があるから、なんでも印刷してしまおうではなく、受け取った方が使うシーンを考えて何を印刷するかも考えた方がよいと思います。
逆にデスクに置いておく、メモ帳や卓上カレンダーなどには、詰め込める情報は入れておいた方が目につきやすいのでおすすめです。
大きさ
大きさも印刷可能範囲前面に印刷をすればいいというわけではなく、さりげなくワンポイントで入れることで実際にお渡ししたものを使ってもらえたりしますので、やみくもに目立つようにすればいいわけではありません。
粗品でご案内した、ポケットティッシュの台紙であれば目一杯印刷範囲を使って、アピールしたい内容を印刷してもいいと思いますが、マウスパッドなどのノベルティとして作る場合に全面に印刷をするよりも四隅にワンポイントでロゴや社名を入れる方がシンプルでスッキリすると思います。
大きさも情報と同様に、渡された方の使うシーンを考えて印刷サイズを考えると喜ばれるアイテムになると思います。